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世界を考えるための心構え ~安全や平和より大事な正義とは~

地球は危機に瀕しているだろうか?
 YES(環境問題。戦争が起きたときの規模。)
結局、何が原因なのだろうか?
 経済、政治、法律・・・これらは表層的なものだ。

「神は死んだ」からいけないのか。

実は神が生きているか死んでいるかが問題なのではない。
宗教が正しく、科学が間違っているのでもないし、その逆でもない。
実はそんなことは些末なことなのだ。

それよりも、われわれがおかしいのは、
自分こそが正しいと信じている、そのことにあるのだ。
これは私にとっても痛い指摘である。

それを反省したとき、神に関する信念よりももっと根源的な部分、
私が神の探求に使った信念の方が、より重要なのだと気がついた。

ここに再掲する。

・すべての言説には正しさが宿っている
 (経験世界における相対主義、価値観の多様性を飲み込むこと。聴くこと。)
・罪を憎んで人を憎まず
 (感情を人に当てるのではなく、システムとしての分析に充てる。)
・自分の正しさへの徹底した懐疑と実証
 (正しさに関するあくなき探求。)

世界の危機を救うには、単純に今までよりも広い視野と深い考えに基づいた信念が必要なのである。
自らのよりどころにするのが正しさなら、人に押し付けるのは正義である。
正義とまで言うなら、正しさ以上に正しいことが要求されるだろう。

考えることの大切さは、日本国憲法第12条の「不断の努力」に相当すると考えている。


#情報リテラシーについてメモ
・情報は見るだけでなく考えること
・情報は主体的に収集すること
・情報が伝達されてきた背景にある意図を意識すること
(情報そのものに真実はなく、むしろそこから生じる信念に意味がある。
 信念を操作してくる情報には発信者の都合を警戒せよ。)

by selo-celery | 2019-09-07 04:42